四谷の四谷三丁目駅・四ツ谷駅近く、内科・循環器内科・外科・小児科まがり医院です。

循環器疾患

メタボリック症候群にともなう血管の異常を判定しましょう

CAVIの評価基準

当院では、下記の検査を行っております。
特に、長時間歩くと足が重くなる方や、手足の冷感、しびれを訴えられているかたはご相談ください。

【Cavi】

動脈のかたさを表すのが「CAVI」です。
動脈は血液を全身に送るポンプの役目を果たしていますが、ポンプの内側の圧力(血圧)が変化したときのふくらみ具合をみることで、ポンプのしなやかさである動脈のかたさがわかります。
動脈硬化症が進んでいるほど、「CAVI」の値は高くなり、9.0を超えると脳動脈か心臓の動脈である冠動脈に動脈硬化症の発症が疑われます。

【ABIもしくはAPI】

足の動脈の狭窄の判定指標が「ABI(エービーアイ)」です。
足首の血圧を横になった状態で測定すると、健康な人では腕の血圧と同じくらい、あるいは少し高い値となります。
しかし足の動脈が詰まっていると、腕の血圧に比べて足首の血圧は低くなります。
そのため「腕の血圧」で「足首の血圧」を割った数字で、足の動脈の狭窄を診断します。
その値が0.7未満であると狭窄が疑われ、閉塞性動脈硬化症(ASO)の可能性が高くなります。

【血管年齢】

同じ性別、同年齢の健康な方の「CAVI」平均値と比べることで、「血管年齢」がわかります。
「CAVI」が9.0未満であっても「血管年齢」の高い方は動脈硬化症の進行が早いと考えられます。

頸動脈エコー検査

頸動脈エコー検査

全身の血管の動脈硬化を評価する方法は主なもので、血管年齢の指標となる「脈波伝播速度(PWV)」と頸動脈エコー検査による「内膜の肥厚具合を評価する方法」があります。

PWVの測定と同時にABIという下肢の血圧を上肢の血圧で割った数字が評価に用いられます。
現在この数字が0.9未満の場合、動脈の閉塞が疑われます。
またPWVが早い場合には、血管が硬化していると考えられます。

この場合、頸動脈にも同等の変化が起こるため『内膜中膜複合体厚』(IMT)の厚さを測定することが重要になってきます。
IMTは、からだ全体の血管の動脈硬化の進行程度と比例して厚くなるため、血管年齢検査と併せて検査する必要があります。

高血圧症

血管造影
左側が現在使用している、24時間心電図です。

通常、これらの症状は一過性です。症状を訴えて医療機関を受診しても何も出てこない事がほとんどです。その場合には、24時間心電図が有効です。

24時間心電図(ホルター心電図)は、名刺入れくらいの大きさで、SDカードに24時間の心電図波形を記録する装置です。昔は弁当箱サイズだったものが、手帳サイズ、現在は名刺入れのサイズにまで小さくなっただけでなく、完全防水となり、入浴も可能になりました。

検査は24時間で、2日間連続して来院する必要があります。また、生活記録を手帳につけていただき、症状があった場合には、装置のボタンを押していただき、その時間を記録していただきます。翌日、来院していただき装置をはずします。

尚、当院では解析装置がありますので結果はその場で説明することが出来ます。是非、ご相談ください。

高血圧症

高血圧分類表

単位:mmHg

高血圧分類
リスク層
(血圧以外のリスク要因)
正常高値高血圧
130-139/85-89
Ⅰ度高血圧
140-159/90-99
Ⅱ度高血圧
160-179/100-109
Ⅲ度高血圧
≧180/≧110
リスク第一層
危険因子なし
 
付加リスクなし 低リスク 中等リスク 高リスク
リスク第二層*2
糖尿病以外の1-2個の危険因子・メタボリックシンドローム
中等リスク*1 中等リスク 高リスク 高リスク
リスク第三層*3
糖尿病、CKD、臓器障害、心血管病より3個以上の危険因子
高リスク 高リスク 高リスク 高リスク

*1正常高血圧における中等リスク、高リスク群の治療は高血圧管理計画に基づくが、ここでは脳血管リスク管理が重要である。
*2リスク第二層のメタボリックシンドロームとは血圧レベル以外の肥満と脂質異常症あるいは糖尿病にはいたらない糖代謝異常の合併を意味する。
*3他の危険因子が無く肥満と脂質代謝異常があれば血圧レベル以外の危険因子は2個であり、リスク第二層になるが、他に危険因子があれば危険因子の合計は3個以上になり、リスク第三層になる。

高血圧ガイドラインによると

高血圧ガイドラインによれば、収縮期血圧(上):135mmHg以上、もしくは拡張期血圧(下):85mmHg以上が高血圧と規定されています。血圧上昇の原因は、多くの場合塩分の摂取過多が原因とされています。なぜ、塩分の過剰摂取は良くないかというと、ナトリウムが常に水を連れて移動するため、体の中に水分をため込み血圧が上がるとされています。

また、塩分の過剰摂取により、血圧を上昇させるホルモンのひとつである、レニンの活性が低下し、降圧剤が効果を発揮できなくなるためです。血圧の高い方は是非塩分の量にご注意ください。

【降圧目標】

以前は、血圧を下げすぎると、脳梗塞を起こすといわれ、高齢者はあまり血圧を下げてはいけないといわれていましたが、10年以上も前にこの理論は否定されています。65歳以上の方の降圧目標は、収縮期圧で140mmHg以下で110前後まで下げられるのであれば下げたほうが良いと言われております。これは、血圧が高いと、腎機能障害の発生リスクが上がるためです。

また、白衣性高血圧は放置しても大丈夫と言われておりましたが、最近では、慢性高血圧よりも脳梗塞、心筋梗塞などの発生リスクが高いということもわかってきました。ご注意ください。そのほか、高血圧の原因としては、クッシング病、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、腎動脈狭窄など様々な原因があるのでご相談ください。

>>高血圧症に関してさらに詳しくはこちら

閉塞性動脈硬化症(ASO)

近年、動脈硬化が話題にされています。動脈硬化性疾患と言えば脳梗塞、心筋梗塞、動脈瘤などがあります。閉塞性動脈硬化症は、このうち腹部大動脈よりも末梢で起こる動脈硬化性病変で、血管の狭窄ないし閉塞を伴うものを指します。

この閉塞性動脈硬化症の類縁疾患にあり鑑別しなければならないものに、血栓性動脈閉塞症(TAO)やバージャー病があります。本疾患の病気の増加率はよくマクドナルドの出店数に比例するとも言われており、コレステロールを多く含む食品の摂取が原因とも言われています。

閉塞性動脈硬化症

症状
下肢の冷感やしびれ、間欠性跛行などの症状があります。

閉塞性動脈硬化症

また重傷度分類には表のFontaine分類がよく使われております。

血管造影

【診断】

(1)API(ankle pressure index):現在大がかりな機械を使う施設が増えていますが、実際にはドップラー聴診器を用いて、上肢の血圧と左右の後脛骨動脈と足背動脈の血圧を測り、上肢の血圧で割ったものが用いられています。これが0.7未満の場合本疾患が疑われます。

(2)足背・後脛骨動脈を触れるだけでも分かります。この場合①と②で間欠性跛行を呈する脊柱管狭窄症の鑑別にもなります。

(3)血管造影:狭窄部位の確認が行われます。

【治療】
まず、抗血小板治療を行うほか、バイパス手術や腰部交感神経切除術を行います。当院では、抗血小板薬の投与、PGE1の点滴等も行っております。当院では手術や血管造影が必要な場合は東京医科大学血管外科に紹介しております。

お電話でのお問い合わせは03-5362-5531
新宿区四谷の四谷三丁目駅・四谷駅近くにある「まがり医院」では、内科・外科・循環器科内科・小児科・予防接種・特定健診など、幅広く診療しています。お薬は院内処方です。